艦これ 嫌われ薬 ss。 【北上SS・艦これ】提督「大井に好かれたい」

提督「裏切られても、信じたかった」

艦これ 嫌われ薬 ss

vip2ch. 69 ID:pDBCeg2xo 明石「はい」 提督「なんだそれ」 明石「作ったんですよ」 提督「いや、そりゃわかってるって」 明石「提督に是非使っていただこうかと」 提督「どんな質問にも、ねぇ? ギアスかよ」 明石「ギアスと違って記憶は消えませんけどね」 提督「……え」 明石「はい?」 提督「あれ? ……え、通じた?」 明石「どうしたんですか? 急に挙動不審になって」 提督「だって、え!? ギアス知ってるの?」 明石「えぇはい。 一応」 提督「……アフロダイA」 明石「マジンガーですか」 提督「まじかよ! お前、なんで前回居なかったんだよ!」 明石「前回?」 提督「俺がスカートめくり鎮守府探訪してた時!」 明石「……なにしてるんですか?」 提督「冷静な突っ込みはいらない。 なんで居なかったか、だ」 明石「いや、私だって仕事がありますし。 呼ばれてないですし」 提督「くっそまじかー、お前わかるのか……。 97 ID:pDBCeg2xo 提督「はぁ……」 明石「で、話戻してもいいですか?」 提督「あぁはいはい。 薬だったな」 明石「はい。 これを飲ませてから質問をするとどんな事でも素直に嘘偽りなく答えてしまうんです」 提督「自白剤を過去にする大発明だな」 明石「えっへん」 提督「そしてこれを俺に使えと」 明石「はい。 ……勿論先程も言った通り記憶は残ってますので、 余りにもプライベートに突っ込んだ内容だったり品のない質問だと嫌われかねませんから気を付けてください」 提督「あーそうか、普通に知り合いに使うには難しな」 明石「はい。 誰にも言えない秘密を暴いて、 その後なにも知らずに生活してる相手を見ながらニヤニヤしたりはできません」 提督「お前、そんな使い方を想定して作ったのかよ……罰だな」 明石「ち、違いますよ! それに使うのは提督ですし!」 提督「つまりお前は俺がそういう使い方をすると思ってたんだな、罰だ」 明石「ん~! どっちにしても~! 提督「そんでその薬ってのはどこだ?」 明石「これです。 あっさい秘密で構わないんだよな。 あんま重い話とか聞きたくないしな」 多摩「いつかは言おうと思ってたけどまだ言えてない隠し事、とか」 大淀「あー、それいいですね。 95 ID:pDBCeg2xo ずるずる…… 龍田「ぁぁあー! ちょ、離し……やぁぁぁ!」 提督「よーしよしおいでおいでー」 川内「ちょっと、すっごい暴れる!」 提督「大丈夫大丈夫。 94 ID:pDBCeg2xo 川内「でも飲ませるって言っても……んぐぐ、かなりしっかり口閉じてて開かないよ?」 龍田「んうー! んー!」 提督「口を直接開けようとしても無理だから鼻つまめばいい」 川内「わかった」 龍田「……! ……ぷひゅー」 川内「……なんか口の端で呼吸し始めたけど」 提督「そこの隙間に指突っ込んでこじ開けろ」 川内「あいよー……。 なんか、慣れてるね?」 提督「粉薬を雪風に飲ませる時大体そんな感じだからな。 39 ID:DPHmKhZpo 龍田「んぐっ、んぐ」 提督「あ、飲んだ?」 川内「んー、微妙。 含んだって感じ……あ、いいこと思いついた。 提督顔近づけて」 提督「え? なにに? お前?」 川内「いや、龍田に。 なんで私に……めっちゃ龍田睨んでるよ!?」 提督「冗談冗談……で?」 川内「龍田ー、3秒後に脇腹思い切り突くからね。 さっさと飲まないと提督にぶっかける事になるよー」 龍田「!? ……ごくん」 川内「あ、飲んだ飲んだ……ていっ」 龍田「げほっ!?」 提督「飲んでも突くのかよ」 川内「一応」 龍田「ごほっ……」 提督「大丈夫か?」 龍田「うぅ、飲んじゃったわ~」 提督「じゃあ龍田ー」 龍田「はい?」 提督「こっち向いて……そそそ。 91 ID:DPHmKhZpo 川内「なにそれ」 提督「あとで説明する。 じゃあ質問、龍田がいま一番俺に知られたくない秘密を教えて」 川内「それいいの? 軽い質問じゃなかったの?」 提督「大丈夫だ。 多分龍田はウチの鎮守府で一番ピュアだぞ」 龍田「あわわ……て」 提督「て?」 龍田「て、手帳に隠し撮りした提督の写真を入れて……あぁぁぁ!!」 (駆け足音) 提督「……な? 可愛いだろ?」 川内「部屋に連れて帰りたくなるね。 名前を呼んで返事をさせる。 質問するという事を伝えて許可をさせる。 以上の三点はこの薬の効果をきちんと作用させる上で必要らしい」 川内「なんで?」 提督「精神的ボーダーを下げる意味合いがあるらしいぞ。 そもそも自白剤って精神を混濁させたりして使いすぎると廃人になったりするだろ?」 川内「そうだね。 最悪命にかかわるって聞くけど」 提督「そういうのがない分前提としてある程度の準備が居るらしい」 川内「ふぅん、じゃあ捕虜とかにはまだ使えないね。 ちゅうかクリフォとか聞いてないっちゅうねん」 漣「大丈夫大丈夫。 ガチガチの構成じゃないから、スキドレも入ってないですよ」 龍驤「ホンマに? スキドレないだけでも助かるわ」 漣「手札からゲノム通常召喚。 カードを二枚セットして終了」 龍驤「……魂の転身があるとみた」 漣「さて?」 龍驤「うちのターンドロー……なぁこれカットしたやんな?」 漣「しましたよー。 偏ってるパティーンですか?」 龍驤「偏ってるっちゅうレベルちゃうでこれ……じゃあ手札から黒羽の旋風を三枚起動」 漣「うはwwwなんぞwww」 龍驤「シュラ召喚時なにかある? ちなみに召喚反応なり強脱なりあったらサレするわ」 漣「こういう時に限ってないんですよねぇ」 龍驤「ほなゼピュロス、カルート、ゲイル……は今はえぇか、どうせ効かんしブリーズサーチで」 漣「SSどうぞー」 龍驤「あ、やっぱストップで。 89 ID:OsEzoSVzo 提督「……なんか楽しそうな場面に出くわした」 川内「なにやってんのあれ?」 提督「カードゲームだよ。 なんか後半わけわけめになってるけど」 川内「ふぅん? で、二人にやるの?」 提督「そうだな、とりあえず視界に入ってしまったしな」 川内「私は? どうする?」 提督「んー、手伝ってもらう時はまた呼ぶから帰っていいよ」 川内「うぃ。 ざーっす」 提督「お前は相変わらず適当だなぁ……龍驤もお疲れ」 龍驤「お疲れちゃん」 提督「どうだ調子は」 漣「ぼちぼちですねー。 トランポリンクス効果でツール回収してアセンブラ二枚でエクシーズ」 龍驤「システムダウンはよ」 漣「なんで一戦目のメインにシステムダウン入ってるんですかねぇ……?」 提督「君ら割と俺の存在無視して続けるよね……いいけどさ、ほい差し入れ」 漣「おっ。 マジすか! あざーっす!」 龍驤「おー! ありがと……なんやこれ、見たことないデザインやね」 提督「最近人気らしくて仕入れさせた」 漣「んぐっ……うわ、変な味。 流石にシカトはどうかと思う」 漣「んもー、なんですかご主人様」 龍驤「なんや用があるん? お仕事かいな?」 提督「いや、違うけど。 質問してもいいか?」 漣「質問? いいですよー」 龍驤「あんま変なんやなければえぇで」 提督「じゃあ漣。 いまこの場で言えない隠し事とかある? こっそりやってる日課とか」 漣「え……いや、ありますよ。 くたばれや、ホンマに」 提督「凹んでる?」 龍驤「そーそー、凹んでる凹んでる。 特にこの辺が……ってやかましいわ! 小さくても若干はあるわ!」 提督「間違えた。 ……龍驤、聞くけど凹んでる?」 龍驤「正直今更凹むほどやないっちゅうねん……あり?」 漣「ご主人様なにか盛りましたね!?」 提督「え? そんな訳ないじゃん」 龍驤「ふぅ、うん?」 提督「漣、龍驤。 自販機に並んでても違和感ないですよこれ」 龍驤「いい加減手ぇ離してぇや」 提督「すまんすまん」 漣「これいつ抜けるんです?」 提督「……そういえば聞いてないな。 まぁそのうち消えるだろ」 龍驤「最悪や……なんやねんこれ、めちゃ恥ずいわ」 提督「じゃあそろそろ俺次行くわ」 漣「ちゃんと聞いて、場合によっては解毒剤的なのお願いしますよ!」 提督「大丈夫だろ。 ほれ」 比叡「……なんですかこれ?」 提督「飲みもんだよ。 爪切ったばっかりで」 提督「飲んだら感想教えてくれ」 比叡「あぁはい。 ……んぐっ……あ、好きな味ですね」 提督「そかそか。 33 ID:TRp4UE5Vo 比叡「実は……私、料理得意なんです」 提督「……お?」 比叡「キャラ付けで失敗を繰り返してましたけど、しんどくなってきて……って信じてくれませんよね?」 提督「いや、信じるよ。 比叡は今絶対に嘘を言ってない」 比叡「し、司令! ……ありがとうございます!」 提督「でもなんでそんな嘘を?」 比叡「だって、お姉様は帰国子女で英語ができて紅茶好き。 榛名はもう大和撫子の体現ともいえる娘ですし 霧島は頭脳労働担当且つ唯一のメガネですよ? 私も強いキャラクター性が欲しかったんです!」 提督「強いキャラクターねぇ」 比叡「私、これでも炊事洗濯掃除なんでもできまるんですけど。 お姉様も榛名も料理は上手ですし、 霧島だってレシピ通りにキチッと作りますから失敗しません。 私だけのこれって言うのが見つからなくて」 提督「それが嫌だったのか?」 比叡「はい……こんな普通の私が埋もれない為には必要だったんですけど……、 夜こっそり夜食を作りに飯場に行った時に【比叡立ち入り禁止】とか書いてあるの見るとなんか……はぁ」 提督「なるほどねぇ……」 比叡「どうすればいいんでしょうか」 提督「まぁ、一つ言わせてもらうとな。 炊事洗濯掃除が得意で、可愛くて強くて明るくて楽しい。 そんな奴は決して普通ではないぞ」 比叡「か、可愛いですか?」 提督「あぁ。 お前みたいな奴が一番老若男女分け隔てなく愛されるんだぞ?」 比叡「そうでしょうか?」 提督「んー、間宮と鳳翔には話を通しておくよ」 比叡「はい?」 提督「今日の晩飯はお前に任せる。 38 ID:TRp4UE5Vo (走り去る音) 提督「……しかし、まじか」 提督「薬の事がなければ信じられなかったが……」 比叡「……あの」 提督「うぉっ!? な、なんだ行ったんじゃなかったのか?」 比叡「改めてありがとうございました。 56 ID:TRp4UE5Vo 川内「……」 提督「……・いつからいた?」 川内「とりあえず提督が薬の効果で素直に答えた比叡に『信じてる』とか抜かした上に 薬の所為で口にしただけの彼女に『すっと口にできて……』とか言わせたのは見た」 提督「結果的にそうなっただけだから……わざとじゃないから」 川内「いやぁ、流石提督。 そうやって利用できる物を利用して女の子を堕としていくんだね」 提督「悪意に満ちてる言い方だな」 川内「……ま、提督が痛い目みるのは良いけど。 大淀窓開けるにゃ、曇る」 提督「あ、あのさー……。 もう少し……労わる……とか、心配する……とかさ」 多摩「にゃーん」 大淀「あら、可愛らしい猫さん」 提督「聞けよ!」 大淀「はいはい。 68 ID:TRp4UE5Vo 提督「頼んだ」 多摩「しかし多摩は逆に誰かに追いかけられたのかと思ったにゃ」 提督「なんでだ」 多摩「どうせまた変な事しくさって誰かしら怒らせてると思ってたにゃ」 提督「いやいや、むしろ今回びっくりするほど穏やかに進んでるぞ」 大淀「まぁ身体的接触があるわけでもないですしね」 提督「悪戯とも少し違うし……っていうかそもそも発案は明石だしな」 多摩「そういえばそうだったにゃ。 ほい冷たいものにゃ」 提督「おうありが……いや、やめた」 多摩「飲めにゃ」 提督「いやだっつの。 12 ID:6AdtoB8Ho 多摩「まさかこんな闇を抱えているとは思ってなかったにゃ」 提督「一応二人に聞くけどさ……俺の質問の仕方悪くなかったよな?」 大淀「そうですね。 こんなどでかい爆弾を残して行かれる筋合いはないレベルです」 提督「つかどうするんだよこれ……返すの? 俺が?」 多摩「いまから空母部屋行って『蒼龍の忘れ物』って言って置いてくるにゃ」 提督「俺殺されね?」 大淀「夕食時に食堂で返すのは?」 提督「お前自分がそれされた時のこと考えてみろよ! おら!」 大淀「ちょ! 近づけないでくださいよ! 近い近い! 顔に当たります!」 (戸が勢いよく開く音) 青葉「失礼しまー……」 (アナルプラグを片手に大淀に迫る提督) 青葉「……」ぱしゃ 青葉「失礼しまーす」 提督「……おい! 待てこら!」 大淀「青葉さん! それ、私にもダメージが!」 提督「俺だけなら見逃すみたいな言い方ヤメロ!」 多摩「アホくさいにゃ。 75 ID:6AdtoB8Ho 【おまけぼの】 曙「なにこれ?」 提督「ジュースジュース」 曙「……」 提督「……にこっ」 曙「どうせまた変な事しようとしてるんでしょ? なによこれ、媚薬? 睡眠薬?」 提督「いの一番に媚薬がでてくるぼのやんマジ淫乱」 曙「さんのーがー」 提督「カウントダウンやめて」 曙「で、なんなのよこれ!」 提督「飲めばわかるから」 曙「……はぁ。 まったくもう……んぐんぐ」 提督「両手でリスみたいにもって飲むぼのやん可愛い」 曙「ぶはっ! げほ……ちょ、変な事言わないでよ!」 提督「あっはっはー。 ……で、曙」 曙「なによ?」 提督「曙に質問があるんだけど、いいかな?」 曙「……いいわよ」 提督「えっと、多摩はなんて言ってたっけな? ……あー、いつか俺に言おうと思ってたけど言えないで居る秘密ってある?」 曙「はぁ? そんなのあるわよ! ……あれ?」 提督「それ、教えて」 曙「ちょ、嫌々! な……あ、あんたの事が好き! ……あぁぁぁぁっ! なんで! なんでよ!?」 提督「知ってた」 曙「あぁぁぁぁ……はぁ?」 提督「知ってた。 DMM GAMESのを行う 2. DMMにクレジットカードの情報を登録する 3. にアクセスして「初回無料500pt取得はこちら」のボタンをクリックする まだ艦これ、やってないの? 艦これはDMM GAMESから配信されているゲームで、アニメ化もされた有名タイトルです。 アニメで初めて知った人も多く、まだゲームをやったことがない人も多いと思います。 DMM GAMESのにアクセスします。 アクセスしたら、「 今すぐ出撃」をクリック。 DMMアカウントをまだ持っていない人は、を行います。 既にDMMアカウントを持っている人はログインして、DMM GAMESのを行います。 DMM GAMESアカウント登録画面 ニックネーム、性別、生年月日を入力したら、「 登録してゲームを開始する」をクリックして登録完了です! スマホ版 艦これの始め方 艦これは実は、スマホ(Android)でもプレイすることができるんです。 PC版とデータ連動しているので、PCとスマホ、両方で楽しむことができます。 DMMゲームズのアカウントが未登録の場合、を行う。 DMMゲームズストアのアプリをダウンロードします。 DMMGAMESストアのアプリを起動、艦これのアプリを検索、ここからダウンロードします。 カテゴリー• 783• 304• 125• 223• 139• 121• 187• 258• 483• 3 アーカイブ• メタ情報•

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【北上SS・艦これ】提督「大井に好かれたい」

艦これ 嫌われ薬 ss

[chapter:SUDDENLY TROUBLE] 提督は考えていた。 何時もなら慕ってくれる艦娘達から何故いきなり罵倒されたのか分からないからだ。 朝は何時ものように起きて秘書である艦娘に挨拶し、朝食を食べ、仕事をしていた。 何時もと変わらない日々を過ごしていただけなのに急に態度が変わった。 命令無視、話しかけても無視か舌打ち、艦載機を飛ばされ、砲撃や魚雷も撃たれた。 幸いにも怪我は無かったが、何時死んでもおかしくない状況だった。 「どういうことだ…」 提督は誰かに質問する訳でもなくポツリと呟いた。 提督はさらに思考を巡らせた。 「今日はエイプリルフールか?いや、それはとっくに過ぎた。 何か怒らせただろうか?いや、一人や二人だけならとにかく、あの態度は全員だった。 一度にそんな事はできるはずがない。 変な噂でも流れたか?いや、それなら味方はどこかにいるはず……」 答のない問題に何時までも時間を費やしていた。 考えてもきりがないので艦娘達に見つからないように執務室に戻ると沢山の落書きがかかれていた。 「此処から出ていけ!」 「何故此処にいる?!」 「二度と顔を見せるな!」 「提督なんかやめろ!」 「うわぁ……」 余りにも酷すぎて逆に冷静になった。 まるで映画のロケにでも使われるのかと思ってしまう。 中は酷い荒れようで机はもはや使い物にならない。 床や壁は穴がある。 艦娘からの貰い物も壊されていた。 自分の荷物が大丈夫か調べているとコツンと何かが頭に当たった。 石でも投げられたかと振り返ったが誰も居なかった。 「どうなっているの?」 「こうなっているの」 「わ!」 声のする方向を見ると一人の妖精さんがいた。 ただの独り言に返事がきたため提督は驚いた。 妖精さんは提督の反応が面白かったのか笑い転げている。 「妖精さん…脅かさないでよ」 「ごめんなさい、でも大事な事を話しにきたのよ」 「大事なこと?」 提督が聞き返すと妖精さんは合図を出す。 すると他の妖精さん達がゾロゾロと入ってくる。 提督はそんな状況に震え上がった。 「もしかして、此処で俺を殺すの?」 「そんなわけありません!」 妖精さんは強く否定した。 これは艦娘達のようにはなってないと受け止めていいのだろうと提督は確信した。 「私達の言いたいのは…」 妖精さんが言いかけたとき物凄い轟音が鳴り響いた。 提督と妖精は一先ず逃げることを先決し、持てる荷物をまとめ全力で逃げた。 途中艦娘に何度もすれ違ったが妖精さんの的確な指示で抜け出す事ができた。 鎮守府の外へ逃げると追っ手は来なくなった。 だが、それでも油断はできないため、近くの街で身を潜める事にした。 [newpage] [chapter:AW YEAH!THIS IS HAPPENIN'!] 「嫌われ薬?」 提督は妖精さんに過去にあった各地の鎮守府の事件について聞いていた。 妖精さん曰く、その薬を飲むと艦娘は先程のような態度になり最悪殺されてしまうそうだ。 それだけでなく薬の効果が切れても嫌っていたときの記憶は残るため、艦娘達には大きな心の傷が残り、提督と艦娘の関係は壊れ、自殺、無理心中等が相次いだそうだ。 今となっては大本営が廃棄処分したそうだが、今でもどこかにあるそうだ。 「しかし、何故そんな危険な薬が作られたんだ?」 「ある一説では、自分より上の階級の者を陥れようと作られたそうです」 出る杭は撃たれると諺があるように、日本社会というのは集団の中で飛び抜けて才能がある者、あるいは落ちこぼれの者を虐める所がある。 これはその風習からできた負の産物なのかもしれないと提督は心の中で呟いた。 しかし、提督にはある疑問があった。 それは何時そのような薬を飲んだのかが分からないのだ。 思い当たる節が見つからないのだ。 だが、今そんな事を考えてもどうにもならないのだ。 「薬が切れるまでどれぐらいかかる?」 「早くて一週間、遅くても3ヶ月……」 「極端すぎ!……はぁ、これからどうしようか?今戻ってもどうにでもなる訳でもないし…」 「薬が切れるまで大人しくするべきです」 「だよな…」 「でも考え方次第では良かったかも知れませんよ」 「はぁ?」 妖精さんの言葉に素っ頓狂な声が出た。 その発言をした妖精さんに他の妖精さんから視線が来る。 「考えて見てください。 何時も何時も艦娘に付きっ切りで、一人になる時間なんてありました?休みたくても休めないのは辛いものですよ」 「ふむ…」 言われてみればと提督は頷いた。 思えば着任してからというもの休みを取らなかった。 妖精さん達の言うようにこれはこれで良かったかも知れないと思う提督だった。 「妖精さんの言う通りだ。 今艦娘の事で心配するなら、薬が切れるまで一人でのんびりする方が良いな」 「でしょでしょ!」 妖精さん達の目はキラキラと輝き、とにかく喜んだ。 喜びまくって疲れる者もいた。 「じゃあ、どこに行こうか?」 提督が妖精さんに質問すると「美味しいもの食べたい!」「カラオケ行きたい」「アクセサリーが欲しい」「提督さんの実家に行きたい!」とワイワイガヤガヤ言うものだから提督は驚いた。 だが、片っ端から回れば一週間ぐらいあっという間に過ぎるだろうと考え妖精さんのリクエストをメモしていった。 [newpage] [chapter:IT'S PARTY TIME!] 最初に行ったのはカラオケ店だった。 提督はカラオケ店に行くのは中学時代以降行ってはいなかったため、うまく歌えるか心配であり、妖精さん用のマイクなんてないものだからどうしようかと考えたが妖精さんと普通に話せている時点で心配はいらないと理解するまで時間は掛からなかった。 妖精さんは皆それぞれ違う楽しみ方をしていた。 ある妖精さんはマイクの前に立ちノリノリで歌い、またある妖精さんはそれに合わせ踊り、またある妖精さんは歌よりもカラオケ店で注文できる料理に手を付けていた。 まるで、どこかのパーティー会場のようであった。 提督も歌ったがその歌は英語だったのかイマイチノリが悪く、軽く落ち込んだそうな。 提督は妖精さんを拾い上げ、会場を後にした。 料金はそこそこ高かったがずっと使わずに貯めていたお金があったので払えた。 提督は寝ている妖精さんを連れて実家に帰る事にした。 ホテルをとるという手もあるが料金は高い上に鎮守府から提督の実家は片道3時間程度で着くので行こうと思えば行けるのであった。 「母さん、ただいま」 「あら、軍隊はどうしたの?」 提督は母にこれまでのいきさつを説明した。 母は気の毒にと思いつつも息子と久しぶりに会えたのを喜んだ。 「全然連絡くれないから心配していたのよ」 「いやぁごめん、軍にいると私用での連絡は禁止されているからね」 本当は艦娘に聞かれると面倒になって仕方がないのだ。 「ところでこの子達はあんたの子供かい?」 「子供?」 母は提督の荷物から妖精さんを大事に手に取った。 妖精さんまだぐっすりと寝ていた。 「まるで人形のような子だね。 こんなに連れて帰るなんて母さんは…」 「違ーう!その子達は子供じゃない。 妖精さんだ!」 提督は大声でツッコミを入れた。 余りにも大きな声で言ったもんだから妖精さんは起きてしまった。 「あれ、此処は?」 「此処は私の家だよ。 お嬢ちゃん」 「ナチュラルに話すなよ!」 「そうですか、ではおやすみ……って、えー!」 妖精さんは事が大きいかのように反応し他の妖精さんをたたき起こした。 起こされた妖精さんも提督の実家にいると聞き全員眠気が吹っ飛び、母の目の前に集まり正座で座った。 「おやおや、そんなに畏まらなくていいよ」 「だって、提督さんの母なのですよね。 私達は「息子の子供でしょう」へ?」 「私は貴方のおばあちゃんよ。 身なりは小さいがこんなに子供を産むとは思わなかったよ」 面食らったのも無理はない。 妖精さんはただ単に提督の実家に遊びに行きたかっただけであり、それ以外の意味は何一つとしてなかった。 だが、提督の子供という扱いはさすがに驚いた。 妖精さん達は自分達について説明した。 中には赤面する妖精さんもいたが、妖精さんの必死の思いで誤解は解けた。 「そうだったの。 それは残念ね……全く何時になったら結婚するのやら」 「軍に出会いを求めてどうするんだよ…」 提督の言葉に妖精さん全員が頷いた。 「妖精さん、何もない家ですがゆっくりしていってくださいな」 妖精さん達は提督の実家が気に入り、次の日からは提督の実家でゆっくりと過ごす事にした。 畑仕事を手伝ったり、古くなった家の補強をしたり、近くの自然を満喫したりと自由に過ごした。 しかし、提督は艦娘達が心配で仕方なかった。 しかし、今行ったところでどうにでもなる訳でもない。 なんともできないジレンマに悩まされて続けて気がつけば一週間が過ぎようとしていた。 [newpage] [chapter:PURPOSE] 「妖精さん、もう一週間経ったよ。 そろそろ帰らないと」 妖精さんに提督は進言したが、妖精さんは首を横に振った。 「まだ薬の効果は切れていませんよ」 「でも、一週間もすれば効果は切れるって…」 「それは早ければの話しです。 今はまだ待つしかありません」 提督はガックリと肩を落とした。 しかし、提督はある矛盾に気がつき質問を続ける。 「妖精さん、今ここにいる妖精さんはこれで全員ですか?」 「そうですよ」 「じゃあどうして妖精さんが鎮守府の様子を知っているのですか?」 ギクッ…と妖精さんが反応したのを提督は見逃さなかった。 提督はじっと妖精さんを見て、妖精さん達は何をされるか分かったもんじゃないとガクガク震えていた。 しばらくして一人の妖精さんが提督の目の前に立ち、土下座をした。 これには提督も驚いた。 「申し訳ありません…元はといえば私達が悪いんです」 一人が言うと二人、三人と集まっていき、最終的には全員が土下座していた。 急な出来事に提督は呆気に取られていた。 「え、えっと、どういうことか説明してくれないか…」 「元々あの嫌われ薬は私達が作ったものです」 「どうしてそんな物作ったの?」 「理由は二つあります。 一つ目は私のストライキです」 「す、ストライキ!?」 ストライキの理由は妖精さんの待遇である。 艦娘には何時も構ってあげたり、褒めてあげたりと家族同然の扱いをしているのに対し、何時も建造や開発を担当する妖精さんにはそれはない。 それどころか開発の失敗やお目当ての装備、艦娘が手に入らなければ舌打ちまでされ、ある時遂に限界を超えてこのような騒動を巻き起こしたという。 「だ、だけど、俺は開発や建造にはここしばらく目を向けていないぞ。 何時も秘書艦に…あっ」 提督はデイリー任務は秘書艦に任せっぱなしであった。 なので舌打ちは艦娘によるものだ。 しかし、妖精さんに構ってあげなかったのは反省すべき点である。 「そういう事です」 「じゃあどうしてそれを俺に言ってくれなかったんだ?」 「最初は提督さんに言おうと考えていたのですが、それを言ったところで何の解決にはなりません。 寧ろ悪化します」 建造や開発で何ができるかは妖精さんでも分からないそうだ。 分からないところで文句を言ってもどうにでもなる状況ではない。 「そしてもう一つの理由は提督さんに休みを与える事です」 「…何故?」 「憶えて…いませんよね。 あの日はお酒を飲んでいましたから…」 その日提督は久しぶりに一人で外出しようとした。 その日は士官学校の同級生達との同窓会に行こうとしていたが、出ていく姿を艦娘に見られ、駆逐艦には付いていきたいとせがまれれば、私たちを放っていくとはどういうことかと空母や戦艦に問い詰められ、あれやこれやと説明したが誰も納得してくれず、そのうち提督は面倒になり、同窓会はおろか一人で外出することは無くなってしまった。 楽しみにしていた提督はやけ酒をしていたのを妖精さんに見られた。 妖精さんは提督の愚痴に付き合い、提督に同情した。 次は休みが取れるように…それがもう一つの理由でした。 提督は開いた口がふさがりませんでした。 「そういう事だったのか…はぁ、部下に愚痴に付き合わせるなんて俺は提督失格だ…」 「気を落とさないで下さい。 これは私達が巻き込んだ事ですから…」 「もうそんなような気持ちにはさせない。 この通りだ…」 今度は提督が土下座しました。 妖精さんは提督の土下座に慌てる事はなかった。 寧ろこの時を望んでいたのだった。 [newpage] [chapter:GRAND FINALE LOL ] 話が終わり、提督は妖精さんのこれからの要望に応えるという条件で嫌われ薬の解毒剤を作った。 この嫌われ薬の効果が無くなるのは三ヶ月と長く、聞けば提督の行動次第では期間を延長させるつもりだと話し、提督は冷や汗をかいた。 そして母に事情を説明し鎮守府に戻り、解毒剤を飲んだ。 母は何時でも待っていると妖精さんに別れを告げた。 「妖精さん…」 「何ですか?」 「これで良かったのかな?」 「これで良いんです」 解毒剤を飲み、鎮守府に戻った時は大変だった。 大勢の艦娘に囲まれるわ、妖精さんはドヤ顔で嫌われ薬を説明し、次また提督を困らせたらまた嫌われ薬を飲ませると脅しをかけるわ、それにブーイングが飛び交うととにかく修羅場であった。 そして次の日、妖精さんの要望に応えた。 それは『開発・建造は提督が直接工廠へ来るようにする事』『週に一回、妖精さん達に秘書をさせる』事だった。 秘書艦は日替わり制で艦娘は170人以上もいるため中々自分の番が回って来ないというのに週に一回秘書をさせるなんて不公平にも程があると講義のデモがあり、更には妖精さんに秘書は任せられないと我先にと秘書補佐と名乗り出て更に煩くなった。 最終的には執務室の扉に『関係者以外執務室に入ることを禁ずる。 また執務室周辺にてむやみに騒ぐ事を禁ずる。 破ったものは大嫌いになります』と書かれた貼り紙を張り騒ぎは落ち着いたかと思われた。 しかし、執務室の前には大勢の艦娘が身を潜めて提督が出てくるのを待っていた。 その気配が凄まじいため提督は身を削る思いに陥った。 嫌われ薬の効果が切れても記憶までは消えない為尚更であった。 この一件以来、提督は執務室から出ることはなくなった。 「うふふ、これで艦娘も少しは懲りたはず」 「私たちに酷いことをした罰よ」 「それにしても提督さんは優しいわ。 あんな事したのに自分の非だと言うなんて…」 「とりあえず様子見ね。 もしまた何かしたら…」 妖精さんと艦娘の争いは近い… [newpage] [chapter:後書き] 如何でしたでしょうか。 今回は嫌われ薬を逆手にとった話でした。 嫌われ薬は妖精さんには効果がない作品が多いと感じ「あれ?これ妖精さん無双できね?」と思い、気づけばこんな話になりました。 まぁでも絆を弄ぶと只では済まないと思います。 一応言っておきますが病んだのは艦娘だけで、妖精さんはまだ病んでいません。 でもこの続きの話次第では病むかもしれません…(続き書くつもりはありませんが).

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嫌われ薬 提督の苦しみ

艦これ 嫌われ薬 ss

~1日目~ 提督「ごちそうさま。 いつも通りおいしいディナーだったよ。 」 大和「良かったです。 今日はもう執務も終了していますし、少し休まれますか?」 提督「そうしたい所だけど、書類をチェックするかな。 たしか、大本営からの荷物と指令書があったはずだけど。 」 大和「あの小包ですか。 分かりました。 持ってきますね。 」 俺は提督。 一応ここの泊地を預かっている。 規模が大きくなってきたので最近は多忙気味だが、ケッコンカッコカリをした大和や、他の多くの艦娘が支えてくれているおかげで何とかやっていけている。 大和「提督、持ってきました、どうぞ。 大和はちょっとおかたづけしてきますね。 」 提督「ありがとう大和。 書類に目を通したら、お互いちょっと休もう。 よって、大本営としては薬剤を配布することによってこれに対処することとした。 これを服用し、疲労回復、士気向上を図ることを厳命する。 ~発 大本営 ~ 提督「なるほどねえ、中身はドリンク剤か。 最近疲れ気味だったし早速飲むか。 」 カチッ…ゴクゴク 提督「う~ん。 苦いような、酸っぱいような、辛いような…不思議な味だな、これ。 」 ポイッ…ガタン ごみはきちんと捨てておく。 大和に怒られるからな。 提督「さて、残りの書類は…おっ、次回作戦の概要書か。 これは見ておかないといけないな。 」 …チッチッチッカチッ ポッポー! 提督「…おっと。 つい集中しすぎてしまった。 もうこんな時間か。 大和の様子でも見に行くか。 」 私室から出て見ると、執務室の明かりがついている。 きっと大和が使っているのだろう。 そう思ってドアに手をかけたその時、中から涙声が聞こえてきた。 大和「もう限界なんですっ!武蔵には分からないんですよ!あいつなんかと一緒にいないといけない辛さが!」 武蔵「まあ、私が着任した時にはケッコンカッコカリさせられていたからな。 もう少し早く着任できていればよかったんだが…クソッ!」 大和「この後だって…一緒に休憩しようって言われてて…なんで私ばっかりこんな目に合わないといけないのかしら…グスッ」 武蔵「安心しろ、大和。 何かあったときはすぐ助けに行くさ。 」 大和「絶対だからね、武蔵!お願いよ!」 …嘘だろ…大和がそんな風に思っていたなんて…いや、いい機会かもしれない。 俺は大和の悲しむ顔なんて見たくないんだ。 本気で嫌がられているならきちんと対処しなければ… 意を決して、ドアを開ける。 大和「提督。 」 大和が声をかけてくる。 嫌な相手に笑顔を見せるなんてつらいだろうに。 提督「…重要な書類があってな。 時間がかかってしまってすまなかった。 」 大和「いえ…お仕事お疲れさまでした。 では少しお休みしましょうか。 」 そう言われて、自分は泣きそうになった。 大和はストレスを発散せずにため込んでしまうタイプだ。 知っていたはずなのに、なんで気づいてやれなかったのだろう。 そんな悔しさからくる涙だった。 大和「提督…?どうかなさいましたか?」 提督「いや…何でもない。 」 武蔵「…何だ、提督よ。 」 提督「少し来てくれないか。 話しておきたいことがあるんだ。 」 武蔵「分かった。 」 大和「提督。 戻っていらっしゃったら、今度はお休みしましょうね。 提督は最近お疲れのようですし。 紅茶を淹れますのでリラックスしましょう。 」 提督「ありがとう、大和。 分かったよ、すぐ戻るから。 」 今度こそ限界だった。 自分は泣きながら執務室を出た。 武蔵「…提督よ。 どうしたのだ?どこか痛い場所でもあるのか?」 提督「いや…痛い場所は特にない。 」 武蔵「それならいいが…何かあったら相談しろよ。 お前に何かあったら大和に殺される。 私の姉は怖いからな。 ハハハ!特に貴様のこととなると見境がなくなって困る!」 提督「(俺は、俺自身の手で自分を殺してしまいたい。 大和にあんなに無理をさせていたなんて。 )」 武蔵「何か言ったか?よく聞こえなかったが。 」 提督「いや、何でもない。 ところで最近、大和が無理をしているように見えてな。 」 武蔵「そうか?普通だろう?特に変わった様子はないが。 」 提督「いや、大和はため込むタイプだからな。 俺に対して不平不満を言えていえず、ストレスをためているかもしれない。 」 武蔵「提督よ、馬鹿にしているのか?大和が貴様に不満なんぞ抱いているはずないだろう。 」 提督「とにかく、大和の相談に乗ってやってくれ。 内容を報告してくれれば善処するから。 頼んだぞ。 」 俺はそう言うと、執務室に戻った。 執務室で大和とお茶したが、無理している大和を思うと申し訳なく思い、早めに切り上げて寝ることにした。 大和…今まで気づいてやれなくてすまなかったな。 ~2日目~ 大和「…さっさと起きてくださいよ。 まったく。 」 提督「…うん。 おはよう、大和。 」 大和「おはようございます。 ご飯できてますから、さっさと食べてください。 」 提督「ありがとう。 ところで大和、その口調は?」 大和「もう我慢することは止めたんです。 武蔵から聞きました。 やっと気づいてくださったんですね。 」 …大和、やっぱりか。 嘘だと信じたかったが、現実は受け止めないとな。 大和「もう敬語なんて使う必要もないですね。 おい、クズ。 さっさと食えって言ったでしょう。 ろくに仕事できないんだから、少しは他の時間削って仕事にあててください!」 提督「…」 そうだ、せめて仕事をしなければ。 これ以上、大和や他の艦娘に迷惑はかけられないし。 そう思って仕事に打ち込むと、意外と集中して仕事に打ち込めた。 こんな時でも大和はきちんと料理を作って出してくれた。 いい艦娘と巡り会えたものだとこれほど感じたことはない。 ただ、あれが大和の素なのだとすると、将来がちょっと心配だ。 俺が提督を辞めても、新しい提督とうまくやっていってくれるだろうか?うまくいってほしいものだ。 ~3日目~ 大和「起きろよ、ゴミ。 」 提督「…」 大和「今日は医者に診てもらいますから。 クズがゴミだとちゃんと証明されないと、艦娘からクズを辞めさせられないんですよ。 理不尽ですよねぇ。 こっちはいつ轟沈させられたり、解体されるか分からない恐怖の中で毎日を生きてるのに。 あァ!何とか言ってみたらどうですか、ゴミ!」 提督「…」 大和「本当に不愉快だわ…大体、ケッコンカッコカリだって、なんでこっちから断れない仕様なのよ!こんなゴミにプロポーズされて嫌じゃない奴なんていないでしょwww」 提督「…」 大和「まあいいや。 提督じゃなくなれば、カッコカリは取り消されるみたいだし。 汚点は一生残り続けるから、そこだけは我慢しなきゃいけないわね。 クソがっ!」 提督「…」 大和「せめて他の奴ともすりゃいいのに、私としかケッコンカッコカリしないから、私だけが目立つじゃない!あァ!どうしてくれるの!?ゴミ!!」 提督「…なあ、大和。 」 大和「うわwwwしゃべれたんだwwwキモいから声出さないでよwww」 提督「俺の退役で、何とかならないか?」 大和「ゴミはこれだから…お前は辞めることは決まってるの!そのうえで私は嘆いているの!分かる!?」 提督「…じゃあ、俺の命で償えないか?」 大和「…ゴミごときの命でこの大和様に償いができるとでも思ってるの?まあ、死んでくれればうれしいことには違いけどね!」 提督「…そうか。 喜んでくれるなら、せめて最後くらいは…」 最後くらいは、大和を喜ばせて、笑顔を見たい…そう思ったとき、俺は自然とベット横の棚を開け、中からUSPを取り出し、頭に銃口を向けようとしていた。 大和「うわwww頭を真っ先に狙うとかwww痛みを耐える気概すらないのねwww」 大和はそう言って、USPを奪おうとしてくる。 たしかにそうだ。 俺も腐っても軍人の端くれ。 せめて腹あたりににぶち込んで即死はしないようにしよう。 そう考え、俺は無理やりUSPを下に向け、体を下に滑り込ませて引き金を引いた。 バンッ!!! 大和「…………!!………!!!」 大和が何かを叫んでいる。 よく聞き取れないが、なぜそんなに悲しそうな顔をしているのだろう?俺はただ、最後に…君の笑顔が…見たかった……だけなのに……… 薄れゆく意識の中で最後に俺が考えていたのは、ただそんなことだった。 しかし、心配な点があります。 提督が泣いていたんです。 武蔵と話をするために廊下に出るとき、確かに泣いていらっしゃいました。 お茶の時もずっと沈んだ顔をなさっていて、その後すぐお休みになってしまいました。 それと、武蔵が「提督の様子がおかしい、大和のことを心配していたようだが。 」と伝えてくれました。 大和、心配です。 突然口調がおかしいと言われましたし、(これに関しては、提督が心配で昨日あまり寝られなかったせいで本当におかしかった可能性があります。 )慌ててどこかおかしいところがあったか聞いても無言で執務室に行かれてしまいますし。 ご飯の時もずっと陰鬱とされていて、大和が話しかけてもずっと上の空でした。 お仕事はいつも以上になさっていたのですが、様子がおかしいので、大和がお休みなさるように言っても聞いてくださりませんでした。 武蔵に相談したところ、「あの様子は尋常ではない。 すぐに軍医を呼んで診察してもらおう。 何かあってから後悔しても遅いからな。 」と言われました。 大和もそう思ったので軍医さんに連絡を取ったところ、今日は緊急の案件があるので行けないが、明日の朝一で行くとのことでした。 これで一安心ですが、提督が心配なので、今日はこれから提督のお側で番をしようと思います。 何かあったら…嫌ですからね。 提督は一命をとりとめた。 原因は解明中。 軍医によると、何らかの薬による一時的な精神異常が疑われるとのこと。 軍医によると、起きても通常は問題がないのだが、精神異常により自傷行為等を行う危険性があるので眠らせているとのこと。 原因はゴミ箱の中にあったドリンク剤らしい。 あれには大本営からの指令書が付属していたはずなので、直ちに大本営と連絡をとったところ、「そのような薬剤を配布したという記録はない。 至急調査を行うので、しばし待て。 」とのこと。 元が船なのでいい漁礁になれるだろう。 本当に艦娘の名折れだ。 本当に良かったです。 その上、提督から「少しでも大和を疑ってしまってすまなかった。 これからもずっと側にいてほしい。 もちろん、離れたかったら言ってくれ。 」と言っていただけました。 最後の一言は余計ですが、大和の心配をしてくださるそのお気持ちはうれしかったので、少し頭をなでていただいたかわりに許しました。 これで、一件落着です! これからも、ずっと提督の、あなたの側で、大和は頑張ります。 だから提督、大和から離れちゃイヤデスヨ…。 提督が側にいナイこトを考えルダけデも…ジブンヲ…オサエラレナクナリソウダカラ………。 ~某所~ ??「くそっ!こんなに早くばれるとはな!もう少しで実験結果の詳細データを手にいれられたのに!」 武蔵「ほう…そいつは残念だったな。 」 ??「だっ、誰だ!そこにいるのは!?」 武蔵「すまんな。 私はまだ、命が惜しいんだ。 」 ??「ガッ!………」 武蔵「せめて苦しまないようにしてやった。 」 ??「………」 武蔵「ふむ。 私の姉は怖いからな。 ハハハ…提督のこととなると見境がなくなるから、な。 」 ~END~.

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